2010年7月26日月曜日

不動産ポータルサイトの使い方

非常に暑い日々が続いています。

賃貸、売買問わず、インターネットでの集客には欠かせない
不動産ポータルサイトについて書いてみようと思います。


現在は主力ポータルがいくつかありますがそれぞれ系統が異なります。


■ポータルサイト
HOMES、ADPARK、SUUMO、ATHOME など

■FC系ポータルサイト
CHINTAI、アパマン、センチュリー、ピタットハウス、
いい部屋ネット、ホームメイト、ミサワMRD など

■総合系ポータルサイト
yahoo不動産、nifty、ライブドア、エキサイト、MSN、など


一口に不動産ポータルサイトといっても内容やコストなど
多種多様です。


どこをどう使うか。
これは会社のネット集客戦略として一番重要といっても過言ではありません。


まずは非常に簡単な事ですが、大前提として下記を把握しておく必要があります。

人気=UU,PV が多い

■人気のサイトだと、
他の仲介会社がたくさん掲載しているので重複する
物件数が多いので、大量に掲載しないと埋もれてしまう。
掲載料金が高い

■人気のないサイトだと
反響が少ない、掲載料金は安い
などすべて正反対になります


限られた広告予算で効果を出す為には様々な工夫が必要になります。

元付と仲介の割合によっても大きく変わるでしょう。

ちょっとした工夫で反響単価(反響1件あたりの金額)は向上させる事ができます。


★工夫1、勝負するエリアでの物件数、会社数などを徹底的に調査する。

たとえば人気サイトでもなぜかこのエリアには不動産会社はあるのに物件は掲載
されていない、という事があります。これはねらい目です。
その地域の1番店が掲載していないサイトを見つけるという手もあります。

サイトで重複していなければかなり有利に働きます。
なので、ライバルとなる仲介業者が 
どこのサイトに、何件、どんな物件を 掲載しているかは把握しておきましょう。


★工夫2、連携掲載数が多いサイトを選ぶ、

このサイト間での転載というのが非常に大きな鍵をにぎっています。
たとえば、ヤフー不動産ですと
アットホームに掲載すると、レインズとヤフー不動産にも掲載される。
SUUMOに掲載すると、ヤフー不動産にも掲載される。といった関連性があります。
ADPARKは転載先のサイトが非常に多いです。

★工夫3、複数のサイトを利用する

1つのサイトだけでは満足な集客は不可能です。
100件の物件を1サイトに100件掲載した場合と100件を5サイトに20件ずつ掲載する
のとどちらが効果的かというと、後者の方が効果的な可能性が非常に高いです。

かといって人気サイトばかりを選定しても膨大な広告料金になります。
なので、掲載単価の安いサイト組み合わせて利用する事も大事なポイントになります。
ホームメイトやいい部屋ネットなどは掲載単価が安い傾向にあります。

成功している会社様では物件の性質(設備や価格など)や、元付か仲介か、などに
よってもサイトの使い分けをしている会社様を多く見受けられます。

★工夫4、入力の手間を軽減する

3サイト以上に100件以上の物件をそれぞれ掲載するとなると、掲載するためのコスト・労力
ははかりしれません、仕入作業や取材、間取り作成だけでも大変な作業ですし。

現在では一度の入力で複数サイトへの掲載が可能なシステムが
いくつかあります。
商品により一括掲載できないサイトや料金体系なども異なります。
しかしこういった商品を利用して一括掲載する際の注意点があります。

それは、設備や画像などの情報がそれぞれのサイトできちっと掲載されるかという所です
それぞれのサイトの本来の掲載システムを利用した方が反響が多かった。
なんてお話はよく耳にします。

設備は得に重要です。
部屋探しをするときに必ず、検索で設備内容は利用します。
これがきちっと処理されていなければ、その時点で検索結果からはじかれるという事になります。
などなどしっかり調査する必要あります。





上記を踏まえて、

どこのサイトに、何件ずつ、いくらで、というのを決定しましょう!



不動産ホームページ制作は不動産集客ナビ

2010年7月20日火曜日

不動産ホームページにおけるSEO対策の効果

賃貸ホームページのSEO効果について
SEOのお話です。

ホームページを上位表示すればアクセスも増えて、問い合わせも増えますよ。


まぁよくある営業トークです。

弊社でもサービスとして行っており、多数の不動産ワードを上位表示しています。
私自身もよくトークとして使います。


上位表示した結果、実際どのぐらいの効果が見込めるのでしょう。


数年前ですが、調査データがあり、リスティングとSEOのクリック率の比較データが
細かい数値があるサイトを見つけたので記載してみます。(米AOL調査)

検索結果枠       リスティング枠
1位 22. 9%    1位 5.91%
2位 6.48%     2位 4.26%
3位 4.63%     3位 3.31%
4位 3.30%     4位 2.37%
5位 2.68%     5位 1.83%
6位 2.21%     6位 1.12%
7位 1.86%     7位 0.95%
8位 1.64%     8位 1.01%
9位 1.55%     9位 0.71%
10位 1.63%    10位 0.53%


という数値です。この数値から導き出せる答えは下記のようになります。


たとえば。


渋谷の賃貸仲介会社のホームページが 渋谷 賃貸  というワード
で一ヶ月間1位だったとします。

渋谷 賃貸 と検索された回数は月間グーグルのみでおおよそ 
27000回 です。

これにヤフーの検索回数 (推定)を足すと。

55000回という数値になります。

※ヤフーとグーグルの利用割合が5対5だとして

ここで先ほどのSEO表示結果の1位のクリック率を掛けると、
月間の推定アクセス数が算出できます。

55000回×22.9%=約12600アクセス/月=420アクセス/日

これだけの見込み客を渋谷の仲介会社はGETできる可能性が
あるという事です。


もちろん、これはあくまで入口ですので、ここからページの内容によって
ユーザー数、リピート率や、ページ閲覧数、問い合わせ率、来店率、成約率などの要素を経て、

最終的な 成約=売上 という効果となるわけです。


長々といまさらのお話しを書きましたが、

流行のツィッター、SNS、ブログなどの活用の前に、おさえておくべきポイント
かと思われます。


SEM対策の基本はポータルサイト、SEO、会社ブランドの3つです。


リスティングとの違いについては今後また書いてみたいと思います。


※会社様の特徴や商圏、取り扱い物件の種類によって
効果的なワードはことなります。今回はわかりやすいワードを選択しました。



不動産ホームページ制作は不動産集客ナビ

2010年7月15日木曜日

賃貸仲介会社様におけるインターネット集客の必要性

不動産のインターネット集客という世界は
会社様の特性(店舗立地、エリア、取り扱い物件、従業員数)


などなど、いろんな要素の組み合わせによって何がベストかは
本当に会社様によってさまざまです。


例えば、駅前の路面店舗で、ターミナルエリア、そこそこきれいな店舗、

この条件が揃っていれば、正直飛び込み来店だけでもやっていける
というお話もよく耳にします。


この条件を満たしているお客様のホームページのアクセス解析
を拝見する機会があったのですが、

※ホームページはそこそこの感じです。


アクセス元の割合として、ざっくり

ポータルからのリンク 25%
その他からのリンク  15%
キーワード検索    60%

のような数値です。

驚いたのが、キーワード検索のワードの内訳を見ると

会社名を直接打ち込んでアクセスしてきている割合が
50%以上という数値でした。

それ以外は

地域名 賃貸 
駅名 賃貸
ペット可 賃貸
デザイナーズ 駅名

など様々でした。


これはまさに店舗立地や人通りの多い所に店舗があるという
ブランド力がなせる技です。

なので特にSEOに力をいれなければやっていけない、という事には
ならないとおっしゃられていました。

逆にいうと、空中店舗で、ターミナルではなく、
飛び込み来店を見込めない会社様においては、インターネット集客
に力をいれる必要性が出てきます。


ではそういった会社様は何から手をつけるべきか。



1番最初にすべき事は、

SEOでも自社ホームページの作成でもありません。


ポータルサイトの選定なのです。


もちろんHOMESやSUUMO、yahoo、アドパークなど
既にどこかしらに掲載している会社様がほとんどです。

一度見直してみてはいかがでしょう。


反響単価を上げる為の施策はたくさんあります。


そしてそこに掲載する物件選定、掲載数の選定。


これらを決める為には、徹底的に調べる。

という事が必要になってきます。





不動産ホームページ制作は不動産集客ナビ